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ネコアーキのおうちに来てくれた譲渡猫2匹の話

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ネコアーキのおうちに来てくれた譲渡猫2匹の話

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キミたちがうちに来た話をしようね

今日は、なんでネコアーキブログを開設したのか。

その話をしたいなと思いました。

元々猫は好きだったし、以前学生時代にアパートで飼っていた猫もいました。

圧倒的な失敗も多々ありました。

そうして大人になって、今なら猫を幸せにできるんじゃないかと思ったのです。

里親になる条件を満たせるように、色々調べ始めていました。

譲渡のお話は突然きた。

2016年のお盆。

夏の真っ盛り、東京下町に住んでいる知人から「猫の里親を探している友人がいる」

そのように私へ連絡が入ったのです。

そのお宅では自由な交配を受け入れてたようで、5匹の子猫が生まれたそう。

「生後6か月で貰い手が減ってきた」

そうして、残った3匹の内、1匹を譲渡したいと説明されました。

結局、面談までに残ったのは2匹の茶トラ(両方オス)でした。

他のコは、もう貰い手が見つかったとのこと。

……つか、可愛い茶トラさん2匹から、1匹選ぶの無理じゃない? 

写真を見る限りどちらも天使なんですが?

当時の心境は本当、そうでした。できれば猫さんに選んでいただければと思ったほどに……

そうして、ドキドキの初対面!!

一匹のネコは元気そのもの!

でも……

まるで双子かと見紛う、もう1匹の様子がどうもおかしい……?

なにかに怯えているようで、手が近づくたびに委縮していました。

引き取り先から突き返された1匹の猫

怯える1匹には、悲しい事情があったのです。

もともと、この怯えた猫さんは他のお宅に選考譲渡されて

他の子猫と一緒に新しいおうちに住んでいた経緯があったらしいのです。

じゃあ、どうしてここにいるのでしょう。

飼主さん「夜泣きがひどかったといわれたんです、寂しかったのかしら……うるさいからとスーツケースに閉じ込められたまま、真夏の炎天下を30分もゴロゴロ歩いてきて、うちに返されちゃったの。このコは飼えないって」

……は?

いや、いやいやいやいや!!!!

猫ですよ? 夜泣きもしますよ! 

まだ引きとって1週間で何言ってんの???

だれだその酷いヤツ!と言いたいのはグッと堪えました。

飼主さん「それで、この怖がりなコがいま一番安心できるのが、この元気なコの側みたい。いつも一緒にいるのよね……それで、1匹だけ希望とおっしゃっていましたよね? もし、ご迷惑でないのなら……」

どちらも引き取らせてください!!!!

食費も病院費も、何かあった時すべての負担は2倍。

それでも、その怯えたコが唯一心を開いている相方と離しては駄目だと感じました。

飼主さんはホッとされたようで、2匹を我が家の猫となれるよう助力してくださいました。

その後、写真などを送ったりして一定期間の後、私たちは2匹と本当の家族になりました

猫だって、ココロに傷は残る

初日。ソファーから出てこない猫と心配している元気な猫

本当はすぐに病院にワクチン接種に行ったり、いろいろしたかったのですが、

しばらく様子を見ることに。

なお、夜泣きの原因は次の日判明。

“ノミ”が痒かっただけです。

ゆっくりお風呂に入れて流れる血の量が尋常ではなかった。そして脇の下から這い登るノミ。

獣医さんに連れて行き、ノミ駆除、虫下し、3種ワクチン(暫定処置)等が完了。

それから、2人とも夜泣きなど全くなくなりました。

まあ運動会はしてましたけど!元気が一番!

でも怯えるコは慣れてきても上から撫でるのはしばらくNGでした。

手が覆いかぶさる行為が怖いようで。

(あるいは手に何かしらのトラウマが……?)

指の匂いをかがせて、頬を撫でるを繰り返しました。

しばらくして、頭をなでるのは大好きに! 本当に安心しました。

2匹一緒のときは穏やかな寝顔。

うちへようこそ。わがまま猫になってね

長くなってしまうので、またの機会になりますが、

このコたちに会えて本当に幸せです。

お盆の時期に出会ったこと、精霊花として飾られる“禊萩(ミソハギ)”の花を見て、

この元気なコは[みそ]禊

怖がりさんは[はぎ]萩

と、名付けました。もう4年が経ちそうですが、

すっかりわがままに育ってくれました。特に怖がりハギが人間に文句言ってくるニャーの声は嬉しいものです。

元気で仲良しな2匹の日常がずっと続いてほしい

次回からは通常更新に戻ります。

私、勘違いしていたんですよ。

猫を飼えば、皆が幸せな家族になれるんだって。

しかし、それは間違っていました。

保護猫活動も、調べるまでは知らなかった。

情報の不足が不幸を招くきっかけを作っているのかもしれない。

そう強く思ったのです。

そうして、人は少しだけ猫の気持ちに寄り添えば、問題など案外解決できるかもしれない。

なので、今まで調べた知識や工夫を少しでも困っている人の役に立てればいいなと。

そんな思いでブログを始めたのでした。

この2匹についてのあれこれはまたいつか。

それでは。

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